インプラントの手術が受けられない人がいる?

インプラント治療は誰でも手術を受けられると限りません。
場合によっては手術が受けられないというケースもあるので、その点は確認しておきましょう。
インプラントの手術を受けられない人として、まず挙げられるのが「子供」です。
子供の場合、まだ永久歯が生えそろっておらず顎が成長する時期です。
この時期の手術は歯並びなどに悪い影響を与えることが考えられるので、多くのケースで未成年だと治療を受けられません。

また「妊娠中の女性」もインプラント治療が受けられない人に当てはまります。
歯茎を切開し顎の骨に人工歯根を埋め込むなどインプラント治療は外科的な手術を必要とします。
適切な治療を行うにはレントゲン写真を撮り、細部まで確認しなければいけませんが妊娠中のレントゲン写真は厳禁です。
また手術の際に麻酔をかけたり、感染症予防や施術後の痛みを和らげるのに必要な薬も、妊婦は服用することができません。

この他に「金属アレルギー」を持っている人も、場合によっては施術が受けられないケースがあるようです。
インプラント治療では、顎の骨に金属製の人工歯根を埋め込みます。
この人工歯根に使われる金属は、アレルギーを起こすリスクが少ないチタンです。
ただ、チタンであっても金属アレルギーを起こす人もいます。
金属アレルギーという人がインプラント治療を受けるという場合には、事前にチタンでアレルギー反応が出ないかどうか検査を受けたほうが良いでしょう。

顎の骨に人工歯根を埋め込むという手術を行うので、顎の骨が薄い人も施術を受けられないケースがあります。
「骨粗しょう症」で顎の骨が薄くもろい状態だと、人工歯根を埋め込んだとしても定着しにくく治療自体が失敗してしまうようです。
ただし骨粗しょう症の人でも顎の骨を再生する治療や、骨を移植するといった治療を行って十分な密度のある状態にできれば、インプラント治療を受けられます。

「糖尿病」の持病を抱えている場合も、治療を断られてしまうことがあるようです。
糖尿病の場合、抵抗力や免疫力が低下していることが多く、手術で感染症を起こして人工歯根が抜け落ちてしまうリスクがあります。
また手術直後は腫れがあり、食事を十分に摂ることができません。
このような時に注射や薬で血糖値を下げてしまうと、低血糖を引き起こしてしまう可能性があります。
治療によって上手く血糖値をコントロールできていれば、治療を受けられることもあるようですが、糖尿病の人は特に歯科医師と話し合い手術に踏み切るかどうかを決めなければいけません。